りんご温泉は山形県朝日町にある公営の日帰り温泉です。
町の中心部から少し外れのやや小高い丘の上にあります。
入口で券売機でチケットを買い、受付に渡します。
この時チケットの半券を渡されます。
この施設は露天風呂が別棟になっているので、露天から戻ってきた時にチケットが入場券になるシステムです。
本館の内湯は10人ほど入れる浴槽が1つのみのシンプルなものです。
とにかくまず浴室に入ると、ムワっとアブラのいい香りがしてきて圧倒されます。もう間違いなく名泉の香りです。
人気施設なのでご老人がうじゃうじゃと浴槽の入口を塞いでいるのですが、それをかいくぐって肩まで浸かると、肌がピリッとして結構な熱さのお湯を感じます。
そして湯船から周りを見渡すと、りんごがいくつもプカプカと浮いています。
なるほど、りんご温泉とはこういう意味か、と思うのですが、お湯はりんごの存在をかき消すかのような強力なアブラ臭です。
りんごの存在が微妙だなと感じます。
壁にはりんごは優しく撫でる程度に扱ってくれと書かれてましたが、常連のご老人方は近くにりんごが流れてくると遠くにバシュっと投げる!
やはりりんごの存在が微妙だ。
お湯は濃い緑で濁っていて、いい感じでしょっぱく、そしてアブラの香りが素晴らしいです。
湯口からお湯を口にすくってみましたが、良い出汁が効いていてゴクゴク飲めるタイプの温泉です。
続いて露天風呂に向かいます。
本館の入口から出て、案内通りに階段を登って行くと露天風呂の建物があります。
こちらは無人で、本館で受付した人は入れますが、ズルも出来る仕様ですね。
入口から入ると正面に無料の休憩所があり、その横の階段を降りたところに脱衣所の入口があります。
露天風呂は岩造りの6人ほど入れる浴槽があり、内湯同様素晴らしい温泉が使用されていて、これまた同様にりんごが浮いてます。
露天だからか内湯に比べると温めになっていて、入りやすかったです。
しかも30分ほど誰もやって来なくて独占出来ました。
内湯の芋洗いとは別世界ですが、地元民はわざわざ上には上がって来ないんでしょうね
アクセスは左沢(あてらざわ)駅から山交バスの「宮宿」行で「朝日中前」下車です。
所要時間はバス20分+徒歩8分、運賃は630円です。
山交バス 宮宿行バス時刻表
住所 山形県西村山郡朝日町宮宿1353-1
泉質 ナトリウム-塩化物強塩温泉
営業 6:00-21:00
料金 入浴300円
Web http://ringoonsen.blog.fc2.com/
左沢線です。
左沢線の終点、左沢駅です。
山交バスです。
最寄りの「朝日中前」バス停です。
バス停の先に看板があるので、ここを左折します。
しばらく登り坂ですが、坂の途中からアブラ臭を感知し始めます。
りんご温泉です。
入口付近です。
脱衣所入口・休憩スペースです。
入浴のみだと、この辺の椅子で休むことになります。
有料の休憩用大広間です。
夕方から無料開放されます。
別棟の露天風呂は本館のさらに上になります。
露天風呂入口です。
少し階段を降りた所に脱衣所入口があります。
露天風呂です。
露天風呂の棟には無料の大広間もありました。
(2013/04)