燕温泉 河原の湯は新潟県妙高市にある温泉露天風呂です。
燕温泉には「黄金の湯」と「河原の湯」の2つの露天風呂がありますが、河原の湯は妙高山の登山口からまっすぐ下の砂利道を進み、吊り橋を渡った後左から吊り橋の下へ向かい、その後右折して川の横の道をしばらく進むと到着します。
ここは湯船の横に川が流れていて、まさに河原の湯で、野趣あふれる場所です。
お湯は真っ白で硫黄臭もして湯温もちょうど良く、いかにも温泉という感じで素晴らしいです。
ただ、到着したときにちょっとびっくりしました。
川の脇を通って、ちょっとしたカーブの先にいきなり湯船があるのですが、先客のおじさん達5~6名が一斉にこちらをギロッと見るのです。
なんだこの嫌な雰囲気は、と思いましたが、理由はすぐにわかりました。
ここは混浴風呂なので、皆さん女性を待っていたようでした。
たまに女性も来るのですが、みんなギロッて見るので、私が4~50分の間に女性は誰も入ってきませんでした。
大きなペットボトルのお茶を用意して、長期戦を挑んでる見た目怖いおじさんとかもいて、こういう世界もあるんだなぁと思いました。(悪い意味で)
アクセスは信越本線の関山駅前から妙高市営バス「燕温泉」行で終点下車徒歩15分ほどです。
妙高山登山口から、上へ登らずに、まっすぐ砂利道を進みます。
黄金の湯と違って坂じゃないので楽ですが、なんか薄暗くて怖いです。
しばらく蛇行して進むと、吊り橋が見えてきます。
というか、その向こうの生々しい崖崩れの痕が怖いです。
途中、落ちそうな岩をつっかえ棒で抑えてる部分がありました。
こんなんで大丈夫なんだろうか。
新しめの吊り橋を渡りきると、崖崩れの痕が行く手を遮ります。
実際はまっすぐ進むのでは無く、左から下へ向かうようです。
この表示は普通に下に落ちてるので、見落とすと危険です。
橋の下へ降りたら、川の上流の方へ向かいます。
道はゴツゴツして上下してて、とんでもないところに来ちゃったなという感じ。
ここが運命のカーブ。
ここを超えると、いきなり湯船があっておっさん達の視線が一気に飛んできます。
ここに至るまで山の中で10数分誰にも会ってないので、突然熊に出くわしてしまったような衝撃です。
私が女性なら、ここで引き返しますね。
湯船の写真も撮りたかったのですが、例のように視線の厳しいおっさん達ばかりだったので、その横の川を撮っておきました。
湯船から川に向かって、ドバドバと温泉が掛け流されていました。
帰りに温泉街に1件だけある食堂で焼肉丼。うまし。
温泉饅頭屋さんがないのが残念です。