姫川温泉 瘡の湯(くさのゆ)は長野県小谷村にある日帰り温泉です。
姫川温泉は長野・新潟の両県にまたがり3軒の旅館と、この瘡の湯があります。
駅から一番近くにある温泉で、かつてはホテルすいが(水雅荘)という旅館があった場所に2014年にオープンしました。
入ると店主のおばちゃんが出迎えてくれるので、受付をして浴室へ向かいます。
浴室は内湯のみで、5人サイズの湯船があります。
壁がコンクリ打ちっぱなしで今風な感じもあります。
お湯はほぼ透明で薄黄色っぽく、赤茶色の湯花が少々舞っています。
源泉かけ流しで使用されていて、そのままでは温度が結構熱いです。
おばちゃんに水で薄めて好きな温度で入るように言われましたが、私が入った時は直前のお客さんが薄めてくれたようで、適温でした。
かけ湯の浴槽に飲泉用のコップが置かれているので飲んでみると、やや鉄さびっぽい香りと、ほんのりと甘みがあるような感じがありました。
カランも源泉が使用されていて、湯量は豊富なようです。
源泉は松本砂防 瘡の湯代替という、ちょっと仰々しい名前がつけられていて、周囲の姫川温泉とは全く違うものになっています。
糸魚川市の方で湧出していて、そこから引湯しているようです。
湯上がりには休憩の広間があります。
おばちゃんから温泉で茹でたゆで卵とお茶を頂きました。
とても気さくなおばちゃんで、人の家に来たような雰囲気があります。
アクセスは平岩駅から徒歩5分です。

平岩駅にて、大糸線です。
最寄りの平岩駅です。
駅のすぐ近くに看板があります。
瘡の湯です。
古ぼけた建物が並ぶ姫川温泉では、かなり新しい建物です。
入口です。
青いパトライトが点いてるので何かと思いましたが、これが点灯してると開店してる合図になってます。
右の古めかしい温泉分析はかつての水雅荘時代のものです。
入っていくと広間があります。
フロント的なものは無く、ちょっと普通の日帰り温泉とは違うワクワク感があります。
奥へ向かうとすぐに脱衣所入口です。
浴室です。
変に飾りもなく、シンプルな浴槽です。
温泉を楽しむにはベストです。
窓の外は姫川の流れと大糸線です。
湯口付近には、湯加減を自由に調整するように記されています。
最寄りの平岩駅は寂れた感じですが、かつては賑わっていたようで、観光名所が書かれた看板がありました。
まぁほとんど消えちゃてますけど。
温泉が4つありますが、白馬温泉と蒲原温泉は潰れていて、蓮華温泉は路線バスで1時間かかります。
大糸線から白い大仏(白馬大仏)が目立って見えるのですが、ここに白馬観光ホテルという白馬温泉の旅館があったそうです。
(2015/10)
